その日の川を渡すのが私の仕事
この日はフランスから来たグループ。
普段はサーフカヤックを楽しんでいて、ノルウェーの川も下ったことがあるそうです。
「半日で吉野川を下りたい」
そんなリクエストで、大歩危コースへ。
前日からの雨で水位はやや高め。
遠目に見ても波は大きく、この日のコンディションは彼らにぴったりだと思いました。

大きな瀬はラフティングボートでみんなで漕ぎながら突破。

そして大きな瀬以外では、一人ずつパックラフトに乗り換えます。
自分で流れを読み、自分でボートを動かす。
サーフカヤックを楽しんでいる彼らは、その感覚をよく知っています。
気がつけば、自分から波に向かって漕ぎ出していました。

ツアーが終わった帰り際、
「完璧だった」
そう言ってくれました。
ガイドとしては、その一言で十分です。
人生は一期一会。
ガイドの仕事は、お客様をゴールまで連れていくことだけではありません。
その日の水量、その日の天気、その日の流れ。
二度と同じにならないその日の川を、お客様に体験として渡すことだと思っています。
吉野川を選んで来てくれた人に、
「来てよかった」
と思って帰ってもらいたい。
それだけを毎回考えながら川に出ています。
A group of French paddlers joined us on the Yoshino River. With higher water levels and perfect conditions, they enjoyed both rafting and packrafting. At the end of the trip they said, “The water level was perfect.” Moments like this remind us why we love sharing this river.
