泳いだからこそ、クリアできた!
ダウンリバー2日目。
同じカップルが、また大歩危セクションにカヤックで挑戦。
この日は、表情が違った。
体調悪いの?と聞いたら寝不足なのだという。
昨晩はカエルがうるさくて眠れなかったらしい。
だから設定を変えた。
最初の瀬を無事に下れたら豊永の瀬に挑戦、泳いだらパス。
それがこの日の判断軸だった。
下る前の静水でのドリル中にひっくり返って1回泳いだ。
最初の瀬も、最後の波でひっくり返って泳いだ。
だから豊永の瀬はパスした。
体調がイマイチなのに挑戦しても泳ぐことになる。泳いだら体力を奪われる。
今日は小さな練習を増やす日に切り替えた。
3回泳いだら集中力が切れる。だからそのことを話して、今回は三段の瀬もパスしてもらった。
岩原の瀬にはチャレンジしてもらった。
前回クリアできなかった理由を整理し、
チャレンジする前に、自分を信じること、カヤックを信じること、無理に曲がらずにまっすぐ行くことと念押しした。
すると岩原の瀬は、クリアすることができた。
ものすごく喜んでいた。ガッツポーズが出た。
そのあとから二人の何かが変わった。

バランスもよくなった。ポジションも安定してきた。


国境の瀬を挑戦して終わる予定だったが、今回は無理せずにやめた。
今日クリアした感覚を、そのまま持って帰ってほしかった。
代わりにロールの練習をした。二人とも前回より上がるようになった。
1回目がダメでも、2回目に挑戦した。
前回は1回ですぐ諦めていたのに。
その変化が、2日間で一番うれしかったことかもしれない。
一人で艇に乗って、一人で判断して、一人でクリアする。
その「できた」瞬間に内面で何かが変わるのを、隣で見ている。
それがガイドをしていて、嬉しい瞬間である。
2日間が終わって、こんな口コミをもらった。
「パックラフトツアーと2日間のカヤックトレーニングをしました。KaiとRanoは素晴らしいカヤックガイドです。技術トレーニングも充実していて、ずっと安心して川にいられました。」
来年の秋にまた漕ぎに来るからね、と言って、笑顔で帰って行った。
来年、パワーアップして戻ってきたら小歩危セクションに行きましょう!!
