
【Day2】吉野川オーダーメイドツアー&大歩危チャレンジ|10年目のお客様と過ごす特別メニュー
みなさま、こんにちわ。
本日はオーダーメイドツアー Day2 のご報告です。
昨日に続く、2日間チャレンジメニューの後半戦。
今回の特別メニューに挑まれているのは、現在68才のお客様!
スキューバダイビング歴40年以上、インストラクターまで務められたご経験を持つ、まさに「水の達人」です。
そんな経歴をお持ちのお客様と吉野川を下れることは、ガイドにとっても特別な時間です。
本日は流れの強さや波の大きさをより体感できるダウンリバー10km。
前半6kmは昨日と同じ初級・ファミリー向けの区間を使ってウォーミングアップ。
この区間では基礎練習(ドリル)を繰り返しました。
基本ストロークや姿勢の安定、ボートの角度維持など、一見地味に思える練習ですが、後半のテクニカルな区間を下るためには欠かせません。
ガイドの後ろを追って同じラインを漕ぐことも、実はしっかりとした技術が必要。
真剣に練習に取り組まれる姿から、後半への意気込みが伝わってきました。
そして後半はいよいよ難関の大歩危コース4kmへ。
岩と波が複雑に絡む区間でしたが、前半のドリルがしっかりと活きて、集中を切らさず艇をコントロール。

難しい瀬でも冷静にボートの角度を維持しながら、ガイドのラインを正確にトレースし、見事に漕ぎ切られました。

落水することなく、ケガもなくツアーを終えられて何よりです。
無事にチャレンジを完遂された姿に、私も胸が熱くなりました。
おめでとうございます!!

なお、本日落水したのは私だけ…。
サポートガイドが水に落ちるなんて、まだまだ修行が足りませんね。
お恥ずかしい限りですが、お客様が無事にクリアされたことが何よりの成果です。

2日間連続での川下りは体力的にも大きな挑戦ですが、そのぶん得られる達成感は格別。
「吉野川でのパックラフトはいいね」と笑顔で話してくださったことが、ガイドとして一番嬉しい瞬間でした。楽しんでいただけて本当に良かったです。
10年にわたるおつきあいの中で、こうして特別な2日間をご提案いただき、ご一緒に作り上げられたことに心から感謝しています。基礎練習から嫌がらず真摯に取り組まれ、難関の大歩危コースまで見事に漕ぎ切られたのは、努力する姿勢とこの信頼関係があってこそ。
お帰り際には「来年はまた孫息子と一緒に遊びに来ますよ」とのお言葉。
「また来年、お元気で」と交わした笑顔は達成感と充実感にあふれていて、とても印象的でした。
また吉野川でお会いできる日を楽しみにしています。
ご参加、誠にありがとうございました。
ガルバンゾに、またひとつ特別な川旅の思い出が加わりました。
ガイド;かじ
サポート;もじゃ